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2025年11月10日
No.10005045

シーズリサーチ
遊技業界の必須バイブル|パチンコ・パチスロプレイヤー調査2025

遊技業界の必須バイブル|パチンコ・パチスロプレイヤー調査2025

データリテラシーを伸ばすには、身近なデータから始めることが有効だ。ここでは「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2025」の中から、注目データをピックアップ。データに不慣れな人に向けて、知識と理解を深めるイントロダクションを始めていこう。

「パチンコ・パチスロプレイヤー調査2025」によれば、最新の遊技参加人口は865・2万人で、前年より23・3万人(2・8%)増加した。2年連続の増加。遊技参加率が前年の8・9%から9・2%に上昇した。


パチンコ・パチスロ別の遊技参加人口は、パチンコが777・9万人で、パチスロが659・7万人だった。いずれも2年連続で増加しており、パチンコは21・0万人(2・8%)、パチスロは44・8万人(7・3%)増えた。伸び率はパチスロのほうが大きい。






こうしたデータに触れたときに、数値に一喜一憂したり記憶したりするだけでは、活用できているとは言えない。深い理解を得るには疑問をもつことが早道で、なぜだろう、本当だろうか、〇〇はどうかと興味を示すことが肝要だ。

同書はクロス集計分析を多く載せている。クロス集計は属性ごとの傾向を知るための手段。例えば参加人口の推移を10歳刻みの年代別で見ると、20代以下の層と30代以上の各層に違いがある。同書を見ればコロナ禍以降、20代以下の層では増加傾向が続いているのに対して、30代以上の各層では増減が繰り返されていることが分かる。

店舗施策に役立てられるように、年代以外にも性別や来店頻度、遊技目的、投入金額など、多様な属性と掛け合わせている。知識を得ながらデータの読み方に慣れるには絶好の機会だ。

また現行プレイヤーのSNS事情についても見てみよう。彼らがパチンコ・パチスロのために利用する(情報収集を含む)SNSは、YouTube、X、LINEの順で多い。しかし最多の4割近くが、遊技のためにSNSを利用していなかった。


クロス集計では、年代、性年代、遊技頻度、利用店舗数と掛け合わせた。注目したい特徴は、男性30代から50代までのYouTube利用と、30代以下のX利用。それぞれのSNSを利用するほかの層と比べると、利用頻度は明らかに高い。男女の差も見られる。

利用目的をまとめたものが下の表だ。最も利用率が高いYouTubeでは機種に関する情報を得るために視聴され、次に利用率が高いXでは友人との連絡ツール、または結果報告のために用いられていた。


この下の表は、SNSで入手する情報と各属性をクロス集計したものだ。SNSを利用する現行ユーザーは、特に新機種やオープン情報、出玉情報を得るためにSNSを使っていた。しかし各属性の中には濃淡があり、顧客分析に乏しい施策では刺さりやすさに違いが出るだろう。


定量的に視覚化されるデータは、なんとなく思っていたことの裏付けとなったり、自身の思い違いに気づけたりする。今後も十分に活用して、次のアクションにつなげてほしい。

文=アミューズメントジャパン編集部
※月刊アミューズメントジャパン2025年11月号に掲載した記事を転載しました。


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