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暮らしの中で感じる意義と価値|ニューギングループの社会貢献活動
ニューギングループは、事業活動を通じて「ECO事業」「働きやすさと働きがい」「製造メーカーの責任」「地域・社会貢献」の4つの柱でSDGs(持続可能な開発目標)達成に貢献している。本紙では2025年に取り組んだ、障がい者自立支援施設のサポートや東日本大震災の復興支援活動など社会貢献活動の一部を紹介する。
「さまざまな地域・社会で笑顔につながる支援を」との想いから始まった『ほほえみサポートプロジェクト』は、東北の被災地を支援する「Buy!TOHOKUプロジェクト」や、障がい者自立支援施設のサポート、地球環境に配慮した「グリーンフレンドリーシップ」など、SDGsが掲げる「誰一人取り残さない」という理念のもと常に新しい視点で支援を続けている。
地球環境に配慮した取り組み
『グリーンフレンドリーシップ』
2000年から始まったリユースを前提とした商品開発「ECOパチ」など、リユース・リサイクルを中心とした資源循環型事業に積極的に取り組んできたニューギングループは、2024年から新たにエコ活動に取り組む企業と共に地球環境の未来について考える『グリーンフレンドリーシップ』を立ち上げた。間伐材やオーガニックコットンなど、環境にやさしい素材を使った商品を自社ノベルティに採用して、森林保全やCO2削減に貢献している。
今回紹介するのは大阪に本社を置く泉州タオルの老舗メーカー、ツバメタオルとの取り組みだ。ニューギングループが同社とタッグを組んだ理由は、タオルが日常生活で毎日使われている点。加えて、タオルは社会貢献を“体験”として届けやすいアイテムと考えたからだ。
1913年創業の同社は、“たかがタオル、されどタオル”を合言葉に、日常の中でこそ違いが伝わる品質を追求してきた。社名の「ツバメ」には、旅立ってもまた戻ってくるように、お客様とのつながりを大切にしたいという願いが込められている。
泉州タオルの特徴は後晒し製法にある。織り上げた後に糊抜きや漂白を施し、さらに洗いを重ねることで、清潔感と使い心地を高めていく。この製法は水を多く使うため、ツバメタオルでは環境に配慮して工程全体を見直して物づくりをしてきた。それは、化学由来の薬剤をできる限り自然由来に置き換える「有機精練(オーガニック精練)」の考え方を取り入れ、でんぷんなどの天然素材や酵素分解を活用すること。素材面でもオーガニックを含む提案を強化している。
ニューギングループではツバメタオル製の泉州タオル「オーガニックコットンタオル」と間伐材・森林認証紙使用「メモ帳」をホール営業やファンイベントでのプレゼントとして採用。社会貢献を特別なことではなく、暮らしの中で触れるものとしてCSR活動の輪が広がることを望んでいる。
東北復興プロジェクト
協賛第20弾はクラフトビールメーカー
ニューギングループのCSR活動「ほほえみサポートプロジェクト」の一環として展開されている「Buy!TOHOKUプロジェクト」。第20弾は、宮城県仙台市秋保町のクラフトビールメーカー、グレートデーンブリューイングだ。「Buy!TOHOKUプロジェクト」は2011年の東日本大震災で困難に直面した東北の企業の製品・特産物を、全国の人が“買うこと”で支え、地域を元気にしていこうという経済復興プロジェクト。ニューギングループはこの趣旨に賛同し、実行委員会とともに被災地企業とのコラボ商品づくりを続け、復興の後押しを継続して今年で15年目を迎える。
取り組んだのは、石巻地域にある通称ビール神社の再建支援だ。震災で全壊したこの神社を、もう一度人が集まり、願いが届く場所として取り戻したい。そんな思いを起点に、グレートデーンブリューイング社を中心とした県内のクラフトビール関係者が連携し、MCBA(宮城県クラフトビアアソシエーション)を立ち上げた。クラウドファンディングでは1200万円が集まり、設計を進め、建立へ向けて歩みを進めている。
コラボ商品は、ドイツのピルスナーをベースに、アメリカの個性あるホップを掛け合わせたハイブリッドなオリジナルビールだ。飲みやすさとドライさを軸にしながら、ほのかな甘みと余韻がゆっくり残るバランスを追求している。
「Buy!TOHOKUプロジェクト」の岩本富貴実行委員長は、「震災から年月が経つほど、記憶は薄れやすい。大きな取り組みももちろん必要だが、地域の人々が一つになり、日々積み重ねる小さな活動が確かな力になる。ビールという生活に近い存在だからこそ、『ただ美味しい』『ただ売りたい』ではなく、地域を思ってつくられること自体が新たな価値になる」と取り組みの意義について話す。
ニューギングループは「Buy!TOHOKUプロジェクト」を、復興をモノの復旧で終わらせず、地域のためにコミュニティを強くする新たな付加価値に昇華させている。
11年目の障がい者自立支援
長期支援が叶えた大きな成果
ニューギングループは、静岡県浜松市の特定非営利活動法人トータルケアセンターと協力して、障がい者支援施設が生産する製品や技術サービスを人気機種などとコラボすることで社会に広く認知してもらう活動を2015年から実施している。今年も「障がい者の自立支援を通じて、地域の発展につなげたい」という想いのもと6カ所の事業所とコラボして商品を制作した。
昨年からは、これまでの「協業して作る」「ファンイベントで告知する」「ホールに配布する」から、活動をニューギングループだけでなく業界内で拡大していくために、ホールに配布したコラボ商品には注文書を同封するなど、商品の良さを知ってもらうだけでなく、事業所の新たな仕事の開拓に寄与できる取り組みを行っている。
就労支援の根幹は、社会が事業所で働く利用者に仕事をいかに与えられるか。10年前はその機会が少なく、仕事の技能面でも鍛錬する場面が不足していたが、ニューギングループが10年をかけてその機会を創出することで静岡県下の事業所は少しずつ活躍の場を広げてきた。現在はニューギングループが支援する事業所を年々拡大。静岡県内を東・中・西のエリアに分け、毎年持ち回りで参加を募るかたちを取っている。当初は大量受注を請け負う自信がなかった事業所も、ニューギングループの案件をやり切った達成感から自信が付き、生産性の向上や新たな商品開発に踏み出すきっかけにつながった。
ニューギングループでは事業所の新たな支援として、ブラザー社製の職業用ミシンをトータルケアセンターに寄贈。これにより、事業所は新たな分野で障がい者の自立支援を行うことができる。加えて今回は、ニューギングループの地球環境に配慮した取り組み『グリーンフレンドリーシップ』との協業も行った。ツバメタオル製のハンカチに、寄贈したミシンで名入れをすることで、商品価値を高めた。プロジェクトの意義をトータルケアセンターの安間孝明理事長はこう語る。
「11年前、私たちの事業所は3カ所しかなかったが、支援してくださったことで7カ所に事業所が増えた。今後は、工賃向上や参加施設の増加、県外への広がりも見据えたい」
東北企業の新規事業支援
ファンイベントで認知度拡大
東北企業の新規事業支援で今回支援したのは、クラフトサケの酒蔵であるみんなのさかぐらだ。清酒の免許に比べ、醸造酒の免許は取得しやすい背景から、拠点とする岩手県大船渡市の特産品であるお米を活用したお酒造りに乗り出した。肩ひじ張らず手に取れる酒で、地域とお酒好きをゆるやかにつないでいく。小ロットの強みを生かし、ホテルとの共同開発などオリジナルの一杯を提案。今後は全国に大船渡発の新しい酒文化を発信していく予定だ。ニューギングループは認知拡大の支援として、業界最大級のファンイベント「花慶の日」でコラボ酒を配布。その歩みをニューギングループも応援した。
文=アミューズメントジャパン編集部




























