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HKホールディングスが合同決起集会で新ビジョン発表|平成観光×MILLION Neoが本格融合へ
平成観光とMILLION Neoは4月9日、神戸市内で合同決起集会「HK‐Revolution 未来を動かす、私たちへ」を開催。両社を統括するHKホールディングス体制のもと、新たなグループビジョンと第2次中期経営計画を発表し、融合による成長戦略を社内外に示した。
決起集会は企業文化の異なる2社が”ワンチーム“として新たなスタートを切る象徴的な場となった。2025年にM&Aを経て誕生したHKホールディングスは、「平成観光」と「MILLION Neo」を並列会社として位置づけ、グループ全体の戦略を担う持株会社として機能する。両社の強みを融合し、業界内での競争力を高める狙いだ。
発表された新ビジョンは「すべての人から選ばれる企業へ」。顧客、地域社会、従業員とその家族、パートナー企業など、あらゆるステークホルダーから信頼される存在を目指すもので、「大切な人に紹介できる企業」であることを価値の中核に据えた。ビジョン策定には若手・中堅社員が中心となって参画し、両社の文化や価値観をすり合わせながら言語化した。
ビジョンを実現する具体策として示されたのが第2次中期経営計画だ。第1次中計は設備投資や人材投資を軸に掲げ、売上高などの主要指標を前倒しで達成。MILLION Neoのグループ入りにより、売上規模は業界15位クラスへと拡大した。これを受け、第2次中計ではフェーズを二段階に分け、まずは組織融合と既存店強化による経営基盤の確立、その後M&Aを含む事業拡大によって「業界売上トップ10入り」を目指す。重点戦略は「グループの融合」「既存店・新規出店戦略」「人材戦略」の3本柱だ。
ホールディングス化の狙いについても明確に示された。「平成観光」と「MILLION Neo」を対等な立場で束ねることで、文化・人材・ノウハウの交流を加速させ、シナジーを最大化する。将来的にはHKホールディングスが全体戦略を担い、各事業会社が現場力を発揮する体制へと進化させる構想だ。
集会の最後に登壇した東野昌一代表取締役社長はM&Aからの約10カ月を振り返り、「多くの社員が不安を抱える中でも誰一人欠けることなくこの日を迎えられたことが何よりの成果」と語り、現場の努力に謝意を示した。その上で、「今回のビジョンや計画は役員ではなく、課長・係長を中心としたメンバーが作り上げた。次のステージを自分たちで考えるという意思の表れ」と強調。組織の主体性こそが成長の原動力であると語った。














