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2018年06月18日
No.10000673

アメリカ全土でスポーツ賭博が全面解禁、最高裁
カジノ業界ニュース:スポーツベッティング/ブックメーカー

5月14日、アメリカ全土のスポーツ賭博に関する連邦禁止令を覆す判決が同国最高裁判所によって下され、大きな話題を呼んでいる。

1992年以来、ネバダ州を除くアメリカの広範囲で「PASPA」と呼ばれる連邦令で禁じられてきたスポーツ賭博だが、2011年にニュージャージー州知事(当時)のクリス・クリスティ氏を中心に巻き起こった改正を望む運動とそれに反対するスポーツ連盟による訴訟が皮切りとなり、クリス氏側に勝利を告げる判決と同時にアメリカのギャンブル業界が大きく揺れることとなった。

スポーツ賭博解禁の主な目的は、違法ブックメーカー(スポーツベッティング運営業者)の撲滅と、適切な規制によるスポーツの健全性確保の2つが大きな柱であると同時に、多くの州で問題となっている財政赤字を回復する起爆剤としても期待が寄せられている。

判決前には数週以内のサービス提供に自信を見せていたニュージャージー州だが、適切な法規制や手続きの制定を慎重に進める姿勢を表明し、実質的な延期の様相を呈している。これにより解禁の先駆けはデラウェア州が6月中に、次いでモンタナ州及びオレゴン州などが続くとみられている。

また、早速参入を表明したブックメーカーのウィリアム・ヒル、ファンデュエル、ドラフトキングズらの株価が軒並み上昇するなど、業界の気勢は上昇が続く。当面の間、明るい話題がメディアを賑わせることだろう。
〔提供=Gaming-Capital Management〕


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