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新たなカテゴリーとして認知広がる
設定付きパチンコ好調の理由
多台数導入店で長期間高稼働
『パーラー ニューギン』(名古屋市)は、ニューギンの設定付きパチンコ第一弾『PAミルキーバー』を4円・1円・0.5円貸しで合わせて16台導入。稼働好調で、他機種と構成する設定付きパチンココーナーは、パチスロからの回遊客も多く、連日満席状態が続いている。同店は、今後も設定付きパチンコを新たなカテゴリーとして育成していく予定だ。
多台数導入は設定を入れるため
『PAミルキーバー』の一般導入は9月からだが、パーラーニューギンでは、8月7日に先行導入した。菅沼英勝店長は、「設定付きパチンコは、お客様に新たな楽しみを提供できる絶好の機会。うまく使いこなし、お客様の期待を裏切らなければ、集客力の強化にもつながります。店長として、導入を非常に楽しみにしていました」と話す。
4円コーナーには、『PAミルキーバー』と、同じ6段階設定機能を搭載した『Pフィーバー革命機ヴァルヴレイヴ』を各9台ずつ背中合わせに配置。『PAミルキーバー』は、1円コーナー(6台)と0.5円コーナー(1台)にも導入した。
「設定付きパチンコを新しいカテゴリーとして定着させるなら、高設定を使わなければ意味がありません。そのために、まとまった台数を導入しました」
台数が少ないと、来店客は「どうせ設定は入っていないだろう」と先入観をもってしまう。逆に台数を多くして実際に高設定を投入すれば、ファンも期待感を抱き来店動機になる。多台数導入は、設定付きパチンコのファンを育成していくためにベターな選択なのだ。
設定を入れた通りに出玉が収束する
パーラーニューギンでは、多台数の島構成を最大限に生かし、高設定もきちんと使う営業を続けている。新台は導入3週目頃から稼働が徐々に落ちるのが普通だが、設定付きパチンコは、それ以降も稼働を維持、満席状態の日も珍しくないという。
設定付きパチンコの中でも『PAミルキーバー』は特に使い勝手が良いと菅沼店長は言う。
「集計したデータを分析してみると『PAミルキーバー』は、設定通りに出玉が収束しやすいことがわかります。設定5・6を入れればお客様に還元できますし、設定3ならばトントン、低設定ならば店舗側のプラスになりやすいですね」
高稼働の理由は大当たりの多さ
TS(初当たり確率)が全設定で高く、来店客に大当たり体験をたくさんしてもらえる点も『PAミルキーバー』の良さだと言う。
「ループタイプということもあり、設定どおりに出ることが多いのが特徴。お客様も設定予測がしやすい。高設定を打って楽しんでいただきたいというこちらの意図もしっかり伝わります。実際、お客様からは『この台は、よく大当たりするね』と言われます」
『PAミルキーバー』には、さまざまな設定推測要素があり、それらを覚えて粘るか粘らないかを決めている人もいる。また、データ表示機の前日・前々日、あるいは1週間ぐらいのデータを見て台選びをする姿も多く見かけるという。こうした新たな楽しみ方ができる点も、設定付きパチンコの魅力のひとつだ。