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2020年04月27日
No.10001679

株式会社トリスト 中川系太郎 代表取締役
営業再開後の準備をしておこう
休業のいま、何をしておくべきか

営業再開後の準備をしておこう
株式会社トリスト 中川系太郎 代表取締役

今、私が最も心配していることは、「自粛中に人の行動習慣が変わってしまうこと」だ。おそらく、自粛が解かれてもパチンコファンがホールに元に戻るにはだいぶ時間がかかるだろう。個店としては休業中も廃業と思われないように存在感を示しておこう。

コロナに関する注意喚起でも良いが、LED看板は(地味に)点灯し、R看板なども定期的に内容やデザインを変え、店の周囲の清掃なども目立つように実施してもよいと思う。

十分な準備期間を持って営業再開なるとは限らない。特に現場においては営業再開が突然やって来る可能性を考慮しておこう。よって、補給機は(メーカーさん指示に従って)適宜動かし、クレンリネスは徹底し、明日にでも開店できる準備を毎日しておこう。

食品(賞品)の消費期限も当然確認する。宣伝の自粛はしばらく続くだろうが、折込チラシやDM等はいつで配布できるように日付なしで“刷り置き”しておくのもよい。

営業再開時、新台入替えや販促より大切なことがある。お客様に戻ってきてもらうために「新台入替!」で煽るのでなく、あらためてグランドオープンする気持ちで、(宣伝が可能であれば)屋号の強調、店の特徴などを伝える。また、禁煙化も契機として捉え、パチンコやパチスロの楽しさも表現し、自粛疲れした人たちに楽しさを提供できる商売であることを伝えていこう。

初動が大切である。営業再開後すぐに盛り上がることはないだろう。そこは楽観視しないように。世間は注目している。将来のためにピンチをチャンスに変える気持ちで頑張ろう。


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