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2021年09月22日
No.10002475

Inside Report
P法人対抗『超ディスクアップ選手権』
ホール7法人が目押し対決! 企業の垣根を超えて交流

こりゃめでてーなの伊藤こう大さんがMCとして大会を盛り上げた

パチンコホール経営企業7社が目押しの腕を競う、P法人対抗『超ディスクアップ選手権』が8月初旬から中旬にかけて、You Tube「マルハンチャンネル」で配信された。普段はライバル同士の法人が一堂に会した理由はどこにあったのか。その舞台裏をマルハン東日本カンパニー営業推進部の金丸直樹部長に聞いた。

P法人対抗『超ディスクアップ選手権』に参加したホール企業は遊楽(ガーデン)、ダイナム(ダイナム)、合田観光商事(パチンコひまわり)、ピーアークホールディングス(ピーアーク)、シティコミュニケーションズ(ベルシティ/ザシティ)、アンダーツリー(キコーナ)、マルハン東日本カンパニー(マルハン)の7法人。いずれも多店舗展開する大手ホール企業だ。

仕掛け人はマルハン東日本カンパニー営業推進部の金丸直樹部長。YouTube「マルハンチャンネル」の登録者数を14万人にまで押し上げた敏腕企画マンは、開催までの経緯をこう語る。

「4月ごろにサミー様と、何か一緒に動画の企画ができないかというお話をしていました。メーカー様はそれぞれの企業がYouTubeのチャンネルを持っていらっしゃいますが、YouTubeにアップする動画は新台のPVなどがメイン。必然的に新台リリースのタイミングでの配信になるので、それ以外の安定的に公開できるコンテンツづくりを模索されていました。そんな雑談の中で、サミー様が手掛けているP‐SPORTSを訴求できないかということになり、『マルハンさんのチャンネルでも、P‐SPORTSで話題性を喚起できないか』というお話をいただいたのがきっかけでした」

マルハン東日本カンパニー 営業推進部部長
金丸直樹さん

競技用マシンで
ホール企業対抗戦を


サミーは昨年、第1回「P‐SPORTS超ディスクアッパー選手権」を開催していた。この大会はパチスロ『ディスクアップ』を競技用に変更したマシンで目押しの腕を競うもので、パチスロの目押しに自信がある多くの一般ユーザーが参加して盛り上がった。

金丸部長は『超ディスクアップ』を使ってマルハンチャンネルでなにができるのかを考えた。競技性のあるものなら対戦という要素があった方が良い。そんな発想からホール法人の対抗戦にしてみてはどうかとサミーに提案。この業界初の試みがスタートした。

では、参加企業をどう探したのか。金丸部長はこう振り返る。

「まずパチンコのプライベートブランド機でつながりのあるホール法人様が集まる会議に飛び入り参加させていただき、パチンコ法人対抗戦の経緯と内容を説明し、興味がありましたら是非ご参加くださいとお声がけさせていただきました」

ここで手を挙げたのが、ダイナム、合田観光商事、アンダーツリーの3社にマルハンを含めた4社。そのほかにピーアークホールディングスと遊楽、シティコミュニケーションズが加わり、7社での対抗戦という枠組みが決まった。

その後、5月に参加法人の担当者15人ほどがリモートで集まり、Zoomを使用して説明会を開催した。

「同業で一緒にイベントを行うことはあまりないので、新鮮で非常に面白かった。絶対勝ってくるんだぞと発破をかけられている企業様もあれば、従業員が楽しめればいいという企業様もある。それぞれの法人様の社風がよくわかりました」

感染対策を徹底し
予選会で各社の代表を決定


P法人対抗『超ディスクアップ選手権』は、イベントを通じて新型コロナウイルスの感染クラスターが発生しないように感染症対策に十分に気を配って行われた。開催概要はこうだ。

まず各企業の代表を決める予選会を開催。遊楽、ピーアーク、シティコミュニケーションズ、マルハンの4社はサミーの上野ショールームで行われた予選会で、各企業の社員が3時間ずつ腕を競った。マルハン東日本では、『超ディスクアップ』のアプリを使用して一定の点数以上を獲得した社員だけが予選会に参加した。

ダイナムは自社で大規模な予選会を開催。全社的な取り組みとして事前にアプリでの予選で上位に入った14人が予選会に出場。予選会の模様はダイナム公式YouTubeチャンネルで『ダイナム№1決定戦』として配信した。

大阪が本社のアンダーツリーは自社店舗で、マルハン北日本カンパニーと札幌が本社の合田観光商事はサミーの札幌ショールームでそれぞれ予選会を開催した(マルハン北日本カンパニーは緊急事態宣言を受けて本選を辞退)。こうして各企業の期待を背負った代表が本選の個人戦(1人)と団体戦(3人)に挑んだ。

本選は7月24日に東京・大崎のセガサミーホールディングス本社で収録。予選会から引き続き、こりゃめでてーなの伊藤こう大さんがMCを務め、ゲストにチェリ男さん、ヒラヤマンさんを迎えて行われた。

「目押しを競うだけで、果たして面白くなるのかと考えてゲストを呼ぶことにしました。素人の集まりなので場の空気を和ませるためにお笑い芸人の伊藤こう大さんをお呼びしたり、目押しの上手いライターとしてチェリ男さんにゲスト出演してもらったりしました。超ディスクアッパー選手権の初代チャンピオンにもデモプレイをしていただきました」

各社の代表が熱を込めてレバーを叩き、ボタンを押した熱戦の結果は別掲の通り。一連の超ディスクアップ選手権の動画は、8月1日に予選会、8月8日に個人戦、8月15日に団体戦がYouTubeマルハンチャンネルで配信された。現在もアーカイブを見ることができる。

7社の精鋭が熱い戦いを繰り広げた

7社のイメージキャラクターも大会に華を添えた


同業者同士が集まることで
リアルな情報交換ができた


大会を終えて、金丸部長に改めて話を聞いた。

──マルハンから優勝者は出ませんでしたね
大会が終わったから言えますが、個人的には100点満点。出場した選手たちは本気で優勝を目指していたので申し訳ないのですが、個人戦も団体戦もマルハンが優勝すると、出来レースだったと思われかねませんから(笑)。かと言って、1回戦で敗退というのも寂しい。しっかりと決勝まで進めて嬉しかったです。

──3回にわたって配信したYouTubeの動画再生数はどうでしたか?
一般ユーザーの方々がホール企業のスタッフが行っているイベントにそれほど大きな興味や関心を示すとは思っていなかったので、当初からマルハンチャンネルの登録者数や再生数を増やす企画とは考えていませんでした。ただ、サミー様の製品をお借りして、あまりにもつまらない番組は作れないというプレッシャーはありましたね。

──開催してよかった点は?
個人戦のメンバーのなかには、弊社も含めて店長職の方が数人いました。店長が出場することで対決感が出ますし、動画を見たユーザーが『パチスロに詳しい店長がいる店舗』と認知してくれるかもしれません。店舗の認知や知名度も高まると思います。今後出てくるかもしれない『ディスクアップ』の後継機やノーマルタイプ機に期待感を持つユーザーさんがいてくれればいいですね。

──他法人と合同で企画したことの意義をどう感じていますか?
私たち同業者は、商売上ではライバル。私はこの業界に20年以上いますが、組合関係以外で一緒に何か企画をやった記憶はありません。それでもいま業界が厳しい中だからこそ、一緒になにかをやって、業界を盛り上げていこうという思いが合致したと思っています。このイベントを通じて、連絡先を交換するなど法人同士の交流もありました。店長クラスであれば組合の集まりなどで交流があるかもしれませんが、それだけで横の繋がりは深まりません。同じ業界で働いているので、各法人様はそれぞれ似たような悩みを持ち合わせています。今回のイベントには広報や販促のセクションの方が多く集まってくださいましたので、各社がどのようなことをやっているのか、どんなことに悩んでいるのかなど、リアルな情報交換ができました。
 
──会場の提供も含めて、サミーが全面支援しました。
ホール同士の交流もそうですが、ホールとメーカーでこうしたイベントをやることもあまりなかった。そういう意味では、お互いに意見交換をしながら、お互いのやりたいこと、協力できることとできないことを精査しながら合同企画を進められて有意義だったと思います。企画を実施する上でのノウハウを学ばせていただけたことも非常にありがたかったです。

──第2回目を開催する予定は?
いまのところ予定はないのですが、今回参加されなかった法人様から『次は呼んでほしい』『第2回にエントリーしたい』などといった声もいただいております。このイベントに限らず、他法人様とまたなにか一緒にできる機会があればいいなと思っています。

YouTube
マルハンチャンネル


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