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2022年10月19日
No.10003067

【特集】人材育成を支援する: グローバルアミューズメント
機械評価スキルを高めるツール
選定担当者による機械評価を共有し予測精度を高める

機械評価スキルを高めるツール
試打しながらその場でスマホで評価を入力できる

機械評価を客観化し購入判断・増台判断の精度を高めるのに有効なサービスが、グローバルアミューズメントがリリースした『機械評価共有システム』だ。これを活用することで機械選定担当者のスキル向上も可能になる。

 グローバルアミューズメントはホール企業向けに業界マーケティングデータ提供および各種の業績向上・人材育成コンサルティングを行っているが、高い関心が寄せられているのは機械購入判断のための「機械評価勉強会」。青山真将樹代表も、「スキル向上に組織的に取り組んだ法人が勝ち残る」との考えから力を入れている領域だ。

 同社の新サービス『機械評価共有システム』は、機械選定担当者がメーカーショールーム等で公開された新機種を試打したその場で、あらかじめ設定された「スペック総合評価」「演出総合評価」「版権(タイトル)集客力」「初週稼働予測」など約20項目を評価、入力するアプリ。入力した評価はリアルタイムで反映され、会員法人間で共有される。閲覧できるのは当該機種を評価した法人全社の平均点と、法人ごとの評点。すでに市場に導入された遊技機についても同様に評価を共有することで、増台するか否かの判断材料にできる。

 青山代表は、「共通の項目を使い会員企業間で機械評価を共有することで客観視でき、購入判断の精度を高められます。SNSに氾濫する、どういう立場かもわからない匿名の人間の噂に判断が流されることは、とても危険です。『機械評価共有システム』なら、機械を選定する立場の方々による評価であることが担保されます。その一方で、公開用の法人名は任意に設定できるため、どの法人の評価なのかはわからないよう匿名性も保てる」と言う。

 自社で独自に採用している評価項目があれば、それを追加できるなどの柔軟性もある。評価の入力も閲覧もスマホで完結できるが、会議資料などにするために評価シートをA4サイズのPDFにしてダウンロード&メール送信も可能。小さい画面が苦手な経営者にも見やすいはずだ。 

GA会員による各機種の要素ごとの評価得点を閲覧できる


 そして重要な点は、これを使いこなせば非常に有効な人材育成のツールになるということ。社内に機械選定担当者が複数いる場合、社外に公開される各項目の評価は法人としての平均値。だが社内では社員個々が下した評価を閲覧できる。

 「総合的な評価や2つ、3つの特徴的な要素の評価だけでは漠然としすぎです。約20の共通の項目で評価することで、各人がどの要素を高く評価しているかなど、総合評価の根拠を比較できます。そして記録に残せる。『自分は本当はイマイチだと思っていた』といった後出しの言い訳が通用しないので、誰の予測精度が高いかが明確にできます。おのずと機械評価への取り組み姿勢が変わり勉強するようになるはず。予測精度が高い社員がそのノウハウを社内で教える機会を設けるなどの仕組みを作れば、人材レベルの底上げにつながることは間違いありません」(青山代表)

 同サービスはGA会員ホールに限定してスタートした後、非会員企業(審査通過が条件)にもサービス対象を拡大予定。
※審査・価格等についてはグローバルアミューズメントのHPでご確認ください。


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