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2018年08月15日
No.10000766

日遊協 広報調査委員会
リスク回避も広報の仕事
第2回広報担当者フォーラム

リスク回避も広報の仕事
熱心に講演に耳を傾ける参加者たち

日本遊技関連事業協会の広報調査委員会は8月7日、都内で第2回広報担当者フォーラムを開催。参加した会員企業21社の広報担当者30人は、講演「広報の本質と様々な情報発信について」を聴講した。

講師を務めたのは、ウォークアンドトークの佐藤敬臣代表。佐藤氏は「伝える相手と内容を強く意識すること」「ステークホルダーの多様化、個人化」「価値を感じる情報は共鳴するものや、気づきを与えるもの」「掲載数よりもブランド力や認知度の向上」「地域貢献活動はローカル誌から」などのポイントを解説した。

講演の後半では、ホール駐車場で児童の車内放置・死亡事故が発生したと仮定して、リスクを最小化する釈明会見の開き方を参加者に考えさせた。想定問題の前提条件は、普段は15分おきに駐車場を巡回していたが、その日はたまたま別の不審者対応で巡回が遅れた結果、事故が起きたというものだった。

「エレベーターのシンドラー社は『法的に何ら問題ない』と会見したが、後に同社社長は『謝ればよかった』とコメントしている。日本のマスコミは謝罪を求めて会見を要求する。この際に重要なことは、事故の原因が企業の体質によるものではなく、体制(仕組み)によるものだと説明すること。体制であれば改善できる」(佐藤氏)

講師を務めた佐藤氏

佐藤氏はこのほか「記者からの質問を想定して、登壇した社長が回答に困らないようにすることも広報担当者の役割」と述べ、会見では足を組まずに正面を向くこと、想定外の質問には曖昧な回答をせず、詳細が分かり次第改めて報告するなどのリスクマネジメントについて解説した。

講演後には、参加者がグループごとに「広報としての社内での取り組み」「業界のイメージアップに向けた取り組み」について、ディスカッションを行った。

盛んな情報交換が行われたグループディスカッション



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