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2021年07月13日
No.10002367

JCMシステムズ
トラブルに強い新式紙幣搬送システム
省スペースに収まるリニアモーター搬送を実現

『ALTASIA』をパチンコ全島に導入した『Get House ニューいせや藍住店』。地域からの支持は上々だ

JCMシステムズの新製品『ALTASIA(アルタシア)』は、リニアモーターカーを連想させる新式の紙幣搬送システムだ。エアーを動力とするセーリングが、紙幣を載せたシャトルを磁力で牽引。セーリングとシャトルの可動空間を分離させることで、非密閉空間での紙幣搬送を実現した。

従来のエアー紙幣搬送では、エアー効率を最大化するために搬送路を密閉させることが常識だった。エアーは島内でU字型に折れ曲がる搬送路内を一方通行に流れ、紙幣とともに島端金庫に戻ってくるのが基本的な構造だ。

だが搬送路の密閉構造には避けられない弱点がある。紙幣詰まりが発生したときに復旧が難しいことだ。詰まりが生じている場所を特定できても、ピンポイントの場所を開けて取り除くことができない。経年とともに微量のホコリも堆積する。

この常識を打ち破ったのが、JCMシステムズの紙幣搬送システム『ALTASIA(アルタシア)』だ。エアーで動かすのは、台車の役目を果たすセーリングだけ。紙幣はセーリングの磁力に追従するシャトルに載って搬送される。この機構によって紙幣搬送部を非密閉空間に設計することが可能となり、万一の紙幣詰まりが起きた場合でも、容易に復旧できるようになった。

非密閉空間内の紙幣をエアー動力のセーリングが磁力で搬送する

「ニューいせや」の屋号で大阪、徳島にホール6店舗を経営するいせやグループは、5月1日にグランドオープンした『Get House ニューいせや藍住店』(徳島県板野郡、総台数436台)のパチンコ全島(288台)に『ALTASIA』を導入した。

戸村和博店長は次のように話す。「以前の店舗はゴムベルト式の紙幣搬送でしたが、詰まりの復旧が本当に厄介でした。でも『ALTASIA』は、詰まり場所を複数のセンサーが捕捉。島端の液晶で台番を表示してくれます。簡単に開けられるので、お客様への影響も復旧の手間も最小限。とはいえ実際にはまだ詰まっていないので、受け売りなんですけどね」

戸村店長

現状で評価している点は、島内の省スペース化だ。「搬送路がI字型なので、島内がスッキリして良かったです。狭い両島にU字型を収める場合ですと、台の入れ替えのたびにどこか接触するのではないかと気になりますから」

『ALTASIA』はコスト面でも優秀だ。セーリングはエアーの流路切り替えで、往復運動が可能に。搬送路の全長は島の長さと同等で済む。搬送路は短いほど、風力、電力、リスクを抑えられる。密閉空間の体積が小さいため、80Wの小型ブロアでも十分に駆動。「紙幣が〇枚投入されたとき」と設定できる。フィルターも不要だ。

戸村店長は、「周辺設備の費用対効果はシビアに判断していますが、紙幣搬送に関しては最少のコストで最大の効果を得られている。今後も最適な遊技環境を整えることでお客様の支持につなげ、地域一番店を目指したい」と抱負を語る。


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