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2022年02月15日
No.10002667

新規則機時代スタート
パチスロシェアに異変
今後の営業戦略を考える

4年に及んだ改正遊技機規則の経過措置期間が1月末に満了し、一部地域を除いて遊技機市場は完全新規則機時代に突入した。では現在のパチンコ・パチスロのタイプ別シェアはどうなっているのか。本紙がピーワールド・インサイトの協力を得て調査した。

調査ではP‐WORLDに登録されている加盟ホールの設置機種情報から、2021年1月から毎月末のタイプ別設置割合を集計。2022年1月末については、撤去期限直後の2月7日時点での数字を算出した。パチンコ・パチスロともに通常貸しと低貸し合算の数値。

現在のパチンコのタイプ別シェアは、ミドルが最多で44.3%を占めた。続いて甘デジが31.4%、ライトミドルが22.7%。過去1年間の推移で見ると、概ね大きな増減はなかった。パチンコでは多種多様なスペックがリリースされ、旧規則機から新規則機への移行がスムーズだったことが要因だろう。

詳細に見ると、ミドル、ライトミドルのシェアは直近1年間でそれぞれ、2ポイント程度増加した。対して甘デジは4ポイントの減少。甘デジは遊タイムとの相性の良さを評価する声が聞こえていたが、それよりも堅調に稼働し、収益の柱となる上位スペックの導入が進んだようだ。

とはいえ、ファンの甘デジニーズが落ち込んでいるわけではない。甘デジは低貸しに転用した場合でも、十分に活躍が見込める。ライト層の受け皿となる選択肢を狭めすぎないように、機種構成には注意を払いたい。


一方でパチスロ市場は、新規則機への入れ替えによって大きな変化がもたらされた。現在のトップシェアは65.9%を占めるATタイプ。21年1月末と比べてシェアを21.9ポイント伸ばし、独壇場の立ち位置となった。

これまで2大勢力の一角だったノーマルタイプのシェアは、同比6.3ポイント減の26.1%。“ジャグラーロス”の影響は色濃いままだ。『アイムジャグラーEX』『マイジャグラーV』『ファンキージャグラー2』の投入が続いているものの、供給台数の影響もあるため、5号機時代ほどのシェアを確保するには至っていない。

シェアの落ち込みはARTタイプのほうが大きい。ARTタイプの現在のシェアは、同比14.9ポイント減の3.1%。『押忍!番長3』『SLOT魔法少女まどか☆マギカ2』『パチスロ聖闘士星矢 海皇覚醒』などの後継機が、軒並みATタイプで登場しているためだ。


パチンコは、今好調のハイミドルの市場投入が予想されるが、スペックバランスを考慮した入れ替えが必要になる。パチスロは今後、新たな内規仕様の遊技機がリリースされる。その遊技機がどのようなスペックでリリースされてくるかで、大きく変化していきそうだ。

※『週刊アミューズメントジャパン』2022年2月14日号から転載しました。
※転載元の当該記事に誤りがありました。パチンコに関する横棒グラフの凡例で、正しくはピンク色がライトミドル、黄色が甘デジです。また、パチンコ・パチスロともに円グラフと横棒グラフの色分けが不適切でした。訂正します。


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