No.10003901
全日本学生遊技連盟
学生パチンコ大会で日本一が決定|前編
「PS:JAPAN」決勝大会 in 沖縄レポート
ぱちんこ広告協議会(PAA)が後援する全日本学生遊技連盟(学遊連)主催の全国学生ぱちんこ大会「PS:JAPAN」の決勝大会が9月4日から5日にかけて沖縄県で開催された。約1カ月に及ぶ全国予選を勝ち抜いたチームが日本一を目指した。
今夏、過去に類を見ないパチンコの全国大会が開催された。出場者は18歳以上24歳以下の学生たち。始めたばかりの初心者から、遊技機の知識量や目押し力のある学生まで、さまざまな選手がエントリーした。
予選となる地方大会は、全国9ブロックを16のエリアに分け、全国のホール52店舗で開催。参加チーム数は724チーム、知識テスト参加者は3244人、実技テスト参加者は2172人に上った。
約一カ月に及んだ地方大会を勝ち抜き、決勝大会に駒を進めたのは22チーム。全国各地から拠点となる『琉球ホテル&リゾート名城ビーチ』に集結した。また「PS:JAPAN」と並行して、同じく学遊連が主催する「ミスセブンオーディション」の最終選考なども行われた。
決勝大会スタート
沖縄ならではの戦いに
決勝大会の実技テストがスタート。決勝も地方大会と同様に3人1チームで参加し、パチンコ1人、パチスロ2人に分かれて、2日間の出玉数を競い合う。
初日の舞台は、沖縄のメインストリートとも呼ばれる国道58号線沿いに建つ『ジャンボポートアイランド店』。総設置台数486台(パチンコ195台、パチスロ291台)の店舗だ。
実戦可能機種は、パチンコがミドルタイプを中心としたバラエティ、パチスロは『キングハナハナ‐30』と沖縄県内で圧倒的人気のノーマルタイプ『トリプルクラウンV‐30』の2機種。地方大会はスマスロや6・5号機のAT機が中心だったのに対し、決勝は”ハナ“と”トリクラ“という、沖縄ならではの戦いが繰り広げられた。
会場には、DMMぱちタウン所属の倖田柚希さんとパチンコ・パチスロ系YouTuberのアオスピの2人が応援に駆け付け、初日の様子を見守った。
初日を首位で折り返したのは、2位に倍以上という圧倒的な差をつけたチーム「沖縄に囚われた友達を助けに行く」(大阪)。パチンコ『新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~』で2万個オーバーの出玉を獲得し、パチスロでも安定の成績を残した。
実技テストを終えて昼食を取った学生らは続いて、宿泊先のホテル内にある会場で知識テストに挑戦した。地方大会はオンライン上で行っていたが、決勝は筆記試験。テストでは、パチンコ・パチスロに関する問題だけでなく、依存問題に関する知識なども問われた。
人気YouTuberも登場
決勝大会もいよいよ大詰め
初日の実技・知識テストを終え、夕方からは学生と学遊連、協賛企業が参加する懇親会が催された。冒頭には沖縄県パチンコ・スロット協同組合の新垣善彦理事長が登壇。「沖縄は米軍統治下で、スロットマシンが庶民の中で流行ったという歴史がある。沖縄のスロット文化を学生のみなさまに、ぜひ楽しんでいただきたい」と挨拶した。
大会の公式スペシャルサポーターを務める、チャンネル登録者数65万人超のYouTuberレジスタンスの3人も登壇。学生に人気の高いYouTuberの登場に会場は盛り上がり、2日目に挑む選手たちのモチベーションはさらに高まったように見えた。
2日目の実技テストはうるま市にある『セブン石川』で開催。総設置台数360台(パチンコ168台、パチスロ192台)ながら、来店客に合わせた6つのレートを用意した店舗だ。
実戦可能機種は、パチンコがミドルからライトミドル、甘デジまで揃ったバラエティ、パチスロは全64台設置の『トリプルクラウンビンテージ』のみという戦いとなった。
会場には、倖田さんとアオスピ、そしてレジスタンスも応援に駆け付けた。レジスタンスの3人は実戦中の選手とともに熱い演出を楽しんだり、店内マイクで実戦の様子を実況。大会終了時間まで会場を盛り上げた。
平川剛店長は大会の様子を見て、「思った以上の盛り上がりに驚きました。1回1回の大当たりで喜ぶ姿が印象的で、パチンコの楽しみ方というところを再確認できました。弊社としても決勝の会場として、業界の盛り上がりに少しでも貢献できたかなと思います。次回大会もあれば、応援させていただきたいです」と話してくれた。
文=アミューズメントジャパン編集部
※『月刊アミューズメントジャパン』2022年11月号に掲載した記事を転載しました。