No.10004714
未来のコトがネットゼロ実現に向けた新たな取り組み
省エネルギーシステムの開発などを行う未来のコトは1月6日、企業がネットゼロ実現に向けた取り組みを支援する炭素会計および脱炭素化プラットフォームのリーディングカンパニー、Zeveroが推進する日本国内のCO₂を含む温室効果ガス(以下、GHG)排出量の削減を共に目指すソリューションパートナー事業に参画すると発表した。
Zeveroは、サステナビリティのルールメイカーである欧州で設立。現在20カ国以上ものお客にサービスを提供して、グローバルな展開を進めている。GHG排出量を、AIを活用してScope1-2-3を効率的に収集・分析、実践可能な排出量削減策の提案を行っている。イギリスでは世界初のカーボン・ネガティブビールの製造をカーボンオフセットなしで支援。日本におけるベストプラクティス(優良事例)の創出を目的に、パートナーを募集している。
未来のコトは、AIを用いた空調・換気の一体的な省エネシステムを展開。電気使用量の削減を実現してきた。応用性(カスタマイズ)あるシステム展開に強みがあり、お客における最適領域でシステムを提案できる。Zeveroとの連携で、カーボンニュートラルの実現に向けた、①電力利用の可視化~空調・換気制御による電力の削減。②外部情報との連携による快適性と省エネ性を両立したソリューション提案。③主要設備の電力可視化による脱炭素経営の支援。④その他関連設備への省エネソリューションの提供の4つのソリューション提供を目指す。
今回の取り組みについて未来のコトの中農竜二社長は、「空調を軸とした省エネ領域でこれまでサービスを展開してきましたが、この度、Zevero社のソリューションパートナーとして伴走していく機会をいただきました。世界各国での知見・実績をもった同社と取り組む期待は大きいです。我々のサービスは、CO2削減のための1つの手段でしかありませんが、Zevero社のノウハウと合わさることでお客様により良いものとして発展させられると思っています」と語った。