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2025年10月17日
No.10005019

初心者から見たパチンコ・パチスロについて
【毎週金曜日更新】全日本学生遊技連盟・週刊連載コラム②

初心者から見たパチンコ・パチスロについて
全日本学生遊技連盟職員・金海謙 初めて打った機種は『eフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン 再来-白き一角獣と黒き獅子-』

初めまして。日本大学2年生の金海謙です。現在は全日本学生遊技連盟に所属しており、企画班として活動しています。パチンコであまり遊んだことがなく、現在少しずつ学んでいるところです。僕のコラムでは、初心者目線からこのパチンコ業界はどのように見えているのかを軸に述べていきます。

僕は遊技ができる年齢になってもすぐにホールに行くことはなく、大学に入ってから初めて行きました。その時もパチンコに興味があったというわけではありませんが、仲の良い友人に「試しに行ってみよう!」と誘われたので行くことにしました。

人生で初めてパチンコに座ったときは右も左もわからず、友人にお金の入れ方や打ち方をという初歩を教えてもらいながら遊びました。その時は自分が見たことのあるアニメの台で遊んでいたのですが、初めてでも楽しむことができ、出玉を獲得できて満足して帰れたのを覚えています。



学遊連のイベント終わりにも仲間と遊びに行き、パチンコを楽しみました!

僕が初めてパチンコで遊んだときの経験はこのようなものでした。しかしそれ以降、自分1人でホールに行くことはなく過ごしていました。何故「1人で行かなかったのか」を初心者からの目線で考えたいと思います。

一つ目に、どう遊ぶかの情報をなかなか得る機会がない点と考えられます。初めてホールに行くまでは何も知らず、また知る機会もなかったです。自分から情報を得に行くようなことをしない限り昨今の台は楽しめず、よくわからないままで終わってしまうような方もいると思います。その結果、再来店することを躊躇してしまうのではと思います。また、「わからないからそもそも行かない」と思う方も一定数いると考えられます。

二つ目に、現代社会では他にも多くの遊ぶ選択肢がある点です。実際に僕はカードゲームが趣味でよく友人と遊ぶことがありますし、家にいてもスマホでゲームができたり、YouTubeを見たりなど1人でも楽しむことができます。このように気軽に事前知識や準備などが必要なく遊ぶことのできる時代です。これらと比べると先ほども述べたように、パチスロ・パチスロは参入ハードルが高く、選ばれにくいのかなと感じています。

三つ目に、業界のイメージについてです。今やあまりお金をかけずに遊べる娯楽が身の回りに多数存在しています。パチンコ・パチスロはどれくらいの金額を使うものなのか、初心者にとっては予想がつかず、金銭面においての不安や心配が勝ってしまうと感じています。加えてあまりパチンコ・パチスロをしない友人などに話を聞くと「お金の浪費が激しい」や「依存してしまう」などのマイナスのイメージを持たれている場合がよくあります。ホール内の音や光などに圧倒されてしまい、なかなか入ることができないという話も聞きます。

カードゲームなど、パチンコよりもお金をかけない娯楽が多い

これらのことから、初心者にとってパチスロ・パチスロに1人で行くのは心理的にも金銭的にもハードルが高く、行ってみようとする機会もなかなか持てないのかなと考えています。そのため遊技人口を増やすには、上記の問題を払拭するような「初心者が安心して参加できる仕組み」が早急に必要であると考えています。

文=金海謙(全日本学生遊技連盟)


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