
2026年04月17日
No.10005197
No.10005197
「パチンコを愛しパチンコに愛されたい私の、ひとり模擬演出生活」
【毎週金曜日更新】全日本学生遊技連盟・週刊連載コラム㉗
皆さんはじめまして。今年度より全日本学生遊技連盟に新しく加入した、大学4年生の下采紀惠です。19歳で初めてホールを訪れてから早3年。現在では週6で遊技を続ける情熱的なパチンコユーザーです。以後お見知りおきください。
さて今回書いていくコラムは、生活とパチンコが日常に寄り添う、そんな私の、パチンコ台に届かせたい、そして愛されたいと願ったがゆえに生まれた「ひとり模擬演出」が習慣になった大学生の話です。
それではまず、私の日頃のパチンコへの接し方をお話しさせてください。
好きな機種は『e牙狼12黄金騎士極限』。いつも遊技する機種は『e牙狼12黄金騎士極限』。心休まぬ時の最後の一手は『e牙狼12黄金騎士極限』。そして、癒やしの『P大海物語5スペシャル』。この2機種は、1週間のうちの6日間をパチンコと過ごす私にとって、なくてはならない最強の相棒と言っても過言ではありません。
しかし、そんな相棒たちも、いつも私に全力で振り向いてくれるわけではありません。そんなとき、私は考えました。
「振り向いてくれないのなら、振り向かせたらいい」
大好きなパチンコに愛してもらうため、ここから私の日常は動き出したのです。
ある日の美容院帰り。とある“モノ”を手に入れるためゲームセンターに足を運び、無事手にしたのは『P大海物語4SP』のパールフラッシュギミック。中央にあるパールボタンを押すと、「キュインキュインキュインキュインキュインキュインキュインキュイン!!!」と、海物語シリーズお馴染みの演出が響き渡り、自宅でも楽しめるプライズ品です。
続いて、家の中で遥か昔――幼い頃に使っていた“それっぽい剣”を発掘しました。金色をベースにした、いかにも押し込みやすそうな、実に素晴らしいサイズ感ですした。
ある夏の日、これら2つのアイテムを手にした私、下采紀惠が何をしたか皆さんお分かりでしょうか。
そうです。自宅でひとり、パチンコの当たり演出を再現して、“当選する感覚”を練習する日々が始まったのです。
ホールに行く前に、まずパールフラッシュギミックを押し、「スーパーラッキー!!」と心で叫び、海物語シリーズの奇数図柄揃いの演出を再現。その後すかさず発掘した“それっぽい剣”を右手に持ち、渋い声で「ジャァッジ!!押し込め...!!ドドゥドゥドドゥンッ...!!!!」。例の2分の1で7500発が当選する分岐点の演出を再現し、当たりの感覚を自分の中に叩き込む。
これらを毎日積み重ねることで、私の情熱をパチンコ台に届かせて愛してもらおうという作戦でした。つまり、世間一般でいう「願掛け」です。
この「願掛け」、侮るなかれ。
模擬演出をしてからホールへ向かうと、不思議と流れが良いと感じるのです。いつもなかなか叶わなかった牙狼剣の押し込みに成功、座ってすぐの当選、そんな瞬間が増えたと感じました。
もちろん気の持ちようですが、少なくとも私にとってはこの一連のルーティンが″当てる自分″をつくってくれているのです。とはいえ、この生活にはひとつ、大きな問題があります。
シンプルに家族に見られると、かなり恥ずかしい。
ある日、いつものように「ジャァッジ!!押し込め…!!!」と渾身の演出を玄関で決めていました。気配を感じて振り返ると、そこには母の姿が。数秒の沈黙の後、「……何してるの?」と、極めて冷静な一言を頂戴しました。あの瞬間の空気は、どんな激アツ演出よりも心臓に悪いものがありました。
それでも、毎日パチンコ台に情熱を届け続けることをやめないのは、純粋に、めちゃくちゃ楽しいからです。
ひとりで演出を再現し、声を出し(そこそこのボリュームで)、当たりのイメージを膨らませる。この時間はただ結果を待つだけの遊技とはまた違う‟自分から楽しみにいくパチンコ”の形だと感じています。
当たった外れた、玉が出た出ないなどの一喜一憂だけで終わるのではなく、その過程すらも楽しむ。自分なりの工夫で気持ちを前向きに持っていく。そんな時間が増えたことで、日常そのものが少しだけ明るく、ポジティブになったように思います。
遊技するだけじゃない。そこに自分なりの“遊び”や“こだわり”を加えることで、パチンコはもっと面白くなる。
もし最近思うように当たらない、遊技が作業化していると感じている方がいたら、一度当たる楽しさに立ちかえり、自分なりの"模擬演出"を取り入れてみてはいかがでしょうか? ただ、オススメは自分の部屋で誰にも見られずにやるのを推奨しておきますね。
















