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2021年10月27日
No.10002511

特集 社員研修で業績を上げる!
生産性を高め業績を上げる階層別研修/第二営業部
マーケティング、コミュニケーション、マネジメントを学ぶ

生産性を高め業績を上げる階層別研修/第二営業部
堀川和映氏(第二営業部 顧問)

流行の集客手法を追い続けても、競合店の施策の表面的な模倣を続けても、環境変化に適応し生産性を高めることはできない。必要なのはマーケティングの知識・技術に基づいた〈環境に適応できる考え方と行動力〉を身につけることだ。〔取材=編集部〕

人口動態の変化による遊技人口減少や、嗜好の変化による業界総売上の減少という業界トレンドの中で生き残るには、生産性を高められる人材を育成するほかない。過去の方法が通用しなくなった今、成功体験を持つベテランの管理職社員も、変わり続ける環境に適応できる〈核〉となる知識・技術をこの機に学び直す必要がある。

第二営業部の堀川和映顧問は、生産性を高める人材育成の核となるのは「マーケティング」「コミュニケーション」「マネジメント」の知識と技術だと言う。

そもそも日本はマーケティング後進国と言われている。「遊技業界においてもマーケティングを実践し、かつ人材育成のためにその研修を行っているホール企業は少ない」と堀川顧問は指摘する。それゆえに、この武器を手にすれば優位に立てる可能性が高い。
「しかもこの3領域の知識・技術に基づく営業施策では、お客様との接点の中で生まれる物語や、お客様の感情という『プロセス』を大事にするため、競合店には見えず簡単にはコピーされません」

たとえばSTP(市場細分化、対象選択、立ち位置)分析をしないまま、『○○○の機械の稼働が低いから稼働を上げよう』と稼働UP策を考え始めているとしたら基本に立ち返る必要がありそうだ。
堀川顧問は、「狙いを定める市場も、自店がどういう立ち位置を取るかも決めていない状態で、適切な経営資源の配分を立案しようというのは虫が良すぎる」と言う。

「STPを経て『どういうサービスを開発しようか』というフェーズに進みますが、そこでマーケティング4Pの方程式を使っていますか? この会議に現場のスタッフを参加させていますか? お客様に向けたサービス施策、すなわち物語を考える会議に現場のスタッフを参加させることで『参加効果』が生まれ、実行率が高まります。物語を考えた後は、利益という視点から投資配分を検討する必要があります」(堀川顧問)



心理学の知識は、インターナルマーケティング(内部)においてもエクスターナルマーケティング(外部)においても、人を動かす力を得るために必須だ。インターナルにおいては、職場の心理的安全性を高めることが、従業員の創造性やモチベーションを高める。鍵を握るのは上司、すなわち店長の信頼力と傾聴力だ。

「店長は部下にとっての環境そのものであり、部下から信頼され、部下が創造性や自発性を高められるよう、心理学に基づいたコミュニケーションを学ぶ必要があります。心理学はマーケティングともマネジメントとも関連することなので、生産性を高め業績をあげるためには、この3領域の知識と技術を学ぶことが必須です」

第二営業部の研修はフルコースの場合、1日5時間を月に1回、12カ月間。一方的にレクチャーを聞くのではなく、現場の問題をゲーム化したグループ学習や問題解決のアイデア出しなどで参加者に体験学習させ、「学んだことをどう使い、どう業績を上げるか」を常に意識させているのも特徴だと言う。
「研修した日だけ高揚し楽しんでも仕方がない。重要なことは研修によって参加者の行動が変わり、業績成果に表れ、かつ、その効果が持続すること。そのため能動的な学習への参加を取り入れた研修設計をしています」


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