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2025年12月12日
No.10005086

学遊連と出会った刺激的な1年間
【毎週金曜日更新】全日本学生遊技連盟・週刊連載コラム⑩

学遊連と出会った刺激的な1年間
全日本学生遊技連盟職員・岸野楽人 一番好きな機種は『L革命機ヴァルヴレイヴ』、最近ハマっている機種は『eぱちんこ押忍!番長 漢の頂』と『L東京喰種』

今年も残すところあとわずかということで、今回は少し立ち止まってこの1年を総括してみようと思う。学遊連に関わらせていただいてはや1年。関わる前と後で、自分の中の考え方や動き方がどう変わったのか。日々の企画や運営の中で、少しずつ積み上がっていったものを改めて言葉にしておきたい。

まず、学遊連に入る前の自分について。生粋のパチンコ好きの僕は、もともと大学でさまざまなイベントをすることに興味があり、企画を考えること自体は好きだった。ただ、考えたりするのが好きだっただけで、何かを実際につくる経験はほとんどなくて、イメージを持っていてもそれをどう形にするのか、どう言葉で伝えるのかといったところに自信がなかった。今振り返れば、企画をやりたい気持ちはあったけど届ける側の視点はまだ持ちきれていなく、行動するのが怖かったのだなと思う。

そんな自分が、学遊連の企画班の幹部として動くようになってから一番変わったのは、何かを作るときの視点だった。たとえば、学生パチンコ・パチスロ大会「PS:JAPAN」での競技企画や、現在企画班で取り組んでいる僕考案の企画は、単純に面白いものを作りたい気持ちだけでは企画が成り立たないことを身に染みて実感した。遊んでくれる人がどう感じるのか、その時間をどう楽しんでもらうのかを考えることが企画を濃く楽しいものにするんだと学んだ。裏では想像の何倍も、段取りや準備に時間を費やすし、現場ではイレギュラーが起きる。そうした一つひとつも含めて、記憶に残る体験をつくるという仕事を経験したことで、自分の中の捉え方が完全に変わったと感じている。

「PS:JAPAN特別予選」の様子

さらに、協賛企業様宛ての学生遊技連盟発行のメルマガやこのコラムを書かせていただくようになったことで、自分の「言葉」で価値を届ける意識が強くなった。ただ活動したことをテーブルに並べるだけでは意味がなくて、そこにある意図や学び、工夫を読者に伝えることが必要になる。文章を書くたびに、自分の中で考えていたことが整理されて、企画の狙いもクリアになっていった。今では書くことが自分の考えを研ぎ澄ませる作業になっている。

チームで動くことに関しても、感じたことはとても多い。メンバーによって物事の捉え方や企画の熱量は違うし、同じものを見ても十人十色で着目点がまったく違う。それを否定するんじゃなくて、むしろ足したり引いたりしていくことで企画が強くなることを知った。自分の意見だけで完結させないことの大事さを実感した1年だった。

「花慶の日2025」にも学遊連メンバーで参加させていただきました

その中でも特に大きかったのは「体験価値」という考え方が自分の軸として入ってきたことだと思う。遊技をどう面白くするかだけではなく、プレイヤーがその数時間をどう感じるのか、どんな記憶として残るのか。メルマガで体験価値を深掘りした記事を作ったこともあって、この視点は自分の中で一気に広がった。企画を考えるときの思考の軸が増えた感覚がある。

こう振り返ってみると、学遊連に関わる前の自分と比べて、明らかに視野が広がった1年だったと思う。遊技を「遊ぶ側」から、体験に価値を「創る側」として考えるようになって、企画力・言語化能力・運営力のすべてが繋がり、成長できているなと感じる。単なる活動ではなく、将来にもつながる経験になってきているという確信もある。

来年は、今年得たものをもっともっと深めていきたい。特にイベントの体験価値をどう磨くか。実際に動いたからこそ見えてきた課題や可能性があるし、そこは来年さらにこだわっていきたい部分だ。三浦の書いた第2回のコラムとも通じる部分が多くて、学遊連全体としても来年の企画に向けてタイパと体験価値というワードは大事なテーマになっていくと思う。

学遊連の友人たちとの屋久島旅行

文=岸野楽人(全日本学生遊技連盟)


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