2026年03月20日
No.10005170
No.10005170
パチンコ・パチスロの難しいヤメ時について
【毎週金曜日更新】全日本学生遊技連盟・週刊連載コラム㉓
パチンコ・パチスロで遊ぶようになって、なにより難しいと感じたのはヤメ時の判断です。今回は初心者である僕が実際に体験した中で感じた、この「ヤメ時問題」について述べていきたいと思います。
最初にパチンコ・パチスロを遊び始めた頃は、とりあえず投資金額を決めて、持っていったお金がなくなったらヤメる、というシンプルな基準でした。ハズれて終わる時は仕方ないという気持ちで帰ることができましたが問題は「当たった時」です。初めてプラスで帰れそうな状況になった時、「ここでヤメれば増えたまま終われる」という謙虚な気持ちと「もう少し続けたらもっと増えるかもしれない」という邪な気持ちが頭の中で戦いました。結局欲を張って続けた結果、最終的にはマイナスで帰ることになってしまい、「あの時ヤメやめておけばよかった…」と後悔したことを今でも覚えています。
この経験から、事前に「何時までやる」、「この投資金額になったらヤメる」といった区切りを自分で決めてから遊ぶようになりましたが、実際に遊んでいるとその場の状況に流されてしまうことも多々あります。良い演出が続いている時や、あと少しで大当たりしそうな気配がある時など、決めたルールを守るのは思っていた以上に難しいと感じました。カードゲームであれば試合ごとや時間で区切りやすいのですが、パチンコ・パチスロはお金が絡んでくるため、判断がより難しくなると思います。
またマイナスになっている時のやめ時も難しいです。このときも「もう少しやれば当たるかもしれない」という邪な気持ちがふつふつと湧いてきます。こうして歯止めが利かなくなるんだろうなと、冷静に考えると理解できるのですが、現場だとなかなかなれないものです。
初めてプラスで帰れた時は当たりの演出も見ることができて持ち玉も増え、良いことだらけだったので正直とても嬉しかったです。しかし、同時にこの嬉しさをまた追い求めすぎたらいけないなとも感じました。プラスで終わった時の嬉しさを求めて、また来たくなる気持ちがとてもわかりました。これが娯楽として楽しむのと、のめり込んでしまう境界線なのかなと感じています。
こうした経験をしてみて、パチンコ・パチスロは技術や知識だけでなく、自分自身でヤメる判断が必要な娯楽なのだと強く思っています。予算を決める、時間を決める、そしてそれを守るという当たり前のことが、実際にはとても難しいです。メディアで取り上げられる依存問題も、こうした「やめられない」という状況が積み重なった結果なのだろうと想像できるようになりました。
僕自身まだまだ初心者で、毎回試行錯誤しながら遊んでいます。少なくともヤメ時を自分で決められるかどうかが、健全に楽しむための一番大切なポイントだと思うようになりました。これからも自分なりのルールを守りながら、娯楽として楽しめる範囲で遊んでいきたいと思います。
文=金海謙(全日本学生遊技連盟)















