
2026年08月21日
No.10005358
No.10005358
日本人人口は減少、外国人人口は増加。変わり始める「商圏の中身」
総務省が8月20日に公表した「人口推計」では、日本人人口が前年同月に比べ86万6千人減少する一方、外国人人口は25万7千人増加した。
人口減少という言葉からは、日本国内の市場そのものが一様に縮小しているようにも見える。しかし、今回の数字から確認できるのは、人口の「総数」だけではなく、日本で生活する人の構成も変化しているという点だ。
ここで区別しておきたいのが、訪日外国人と外国人人口である。JNTOが発表する訪日外客数は、旅行者など日本を訪れた人を中心に捉えた統計。一方、人口推計の外国人人口は、日本国内に居住する外国人を含む人口であり、店舗にとっては日常的な商圏を構成する生活者という側面を持つ。
ホール経営との接点を考える場合も、「インバウンド対応」だけで外国人との関係を捉えるのは十分ではない。地域によって状況は大きく異なるものの、採用、店内案内、サービス説明、地域とのコミュニケーションなど、店舗運営のさまざまな場面で外国人住民との接点が生まれる可能性がある。
もちろん、外国人人口の増加がそのままパチンコ参加人口の増加につながるわけではない。また、全国値だけでは個々のホール商圏の状況も判断できない。それでも、日本人人口が減少する一方で外国人人口が増えているという動きは、地域市場を見る際の前提の一つになる。
これからの商圏分析では「何人いるか」だけではなく、「どのような人が地域で暮らしているのか」。人口減少時代ほど、商圏の“量”と同時に“構成”を見る視点が重要になりそうだ。
文=アミューズメントジャパン編集部
※出典:総務省統計局「人口推計」2026年8月20日公表










