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2018年11月27日
No.10000922

「接客」「客層」がポイント
マイホールをどう決める?
来店動機と離反要因は相違

パチンコ・パチスロファンは、自分が遊ぶパチンコホールをどのような基準で選んでいるのだろうか。ピーワールド閲覧者を対象にアンケートを実施したところ、来店動機となる要因と離反要因とは異なることが浮き彫りになった。


アミューズメントジャパンでは毎年、ピーワールドと共同でアンケートを実施し、プレイヤーの遊技動向などを調査している。「最もよく行くホールを選ぶ理由」は例年設ける設問だ。時代が変われば、プレイヤーのホールを選ぶ基準も少しずつ変わっていくが、今年の調査ではその変化が顕著に表れた。

まず「最もよく行くホールを選ぶ基準」、いわゆる「マイホール」を決めるにあたって重視していることを尋ねた。その結果が図表1だ。「打ちたい遊技機がある」「自宅や職場から一番近い」は例年上位になるが、意外なのは、「勝率が良い」という回答者の割合が低かったこと。これまで「出玉期待感」に関する選択肢を設けた場合、最上位になることがほとんどだったが、今回の結果ではわずか34%にとどまった。「行きやすい」「打ちたい遊技機がある」といった、ホールの立地的要素、規模的要素の重要性は年々高まってきているようだ。


ただし、立地や規模といった変えることが難しい選択肢を除けば、「出玉期待感」は最上位で、プレイヤーがパチンコホールに求める最大のサービスは「大当たり」「出玉」であることは間違いない。

さらにアンケートでは、「どのようなホールだと、もう行きたくないと思うか」を選択式で尋ねた。その結果が図表2だ。最も多かったのが「勝てないと感じる」で、全体の約7割に上った。


「行きたいホールを選ぶ理由」として「勝率」を重視するファンが3割程度だったことを考えると、勝率はそこまで求めない(望めない)としても、「勝てないと感じるホール」では遊技したくないということだろう。つまり、ここで一定の品質を提供しなければ、その他の差別化施策も効果を発揮しないということが読み取れる。 

同じように「行きたいホール」と「行きたくないホール」の回答結果を比較すると、店舗選択にはつながらないが、それが満たされていなければ離反につながる項目が見えてくる。その最たるものが「接客」と「客層」だ。

最も行くホールを選ぶ基準としては、「スタッフに好感が持てる」が10%、「客層が良い」が5%とそれほど高くはないが、「行きたくないホール」を聞いた設問では「スタッフの態度や印象が悪い」が54%、「客層が悪い」が47%と跳ね上がる。

客数や稼働向上のためには、既存ファンを離反させず、リピート回数を増やしてもらうことがポイントだ。そういった意味で「接客」や「客層」は、来店動機要因としてのインパクトがそれほど大きくないものの、離反を防ぐ点で非常に重要だと言える。
このほか、意外な結果だったのは「最も行くホールを選ぶ理由」として、「著名人が来店する」がわずか1%にとどまった点だ。

有名人や人気ライターの来店で何百人、何千人も並ぶといったこともあるようだが、だからといって「マイホール」にするきっかけにはなっていない。こうした施策は集客効果が高くても、一過性で終わる危険性があることを分かったうえで活用すべきだろう。


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