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2022年07月01日
No.10002897

「中嶋塾」中嶋優氏に聞く!
コストをかけずにホール業務のDX化を実現する方法

コストをかけずにホール業務のDX化を実現する方法

エーゼット エンターテインメント
代表取締役社長
中嶋 優氏
×
DMM.com
アミューズメント事業部 新規事業開発室 プロジェクトマネージャー
橋本友孝氏

コロナ禍で来店客を離さない接客力を大切にする一方、人員不足で省人化を図るホールも増えており、近年は業務の効率化、デジタル化が一つのキーワードになってきている。そんな中、9月にDMMぱちタウンからリリースされるのが『DMM書類番長』(『DMM 書類番長』の詳細はこちら)。これは新台入替時に事前準備が必要な申請書類の作成を自動化するもの。これまで丸一日、または週に数時間ずつ分けて作業していた時間を最短5分に大幅短縮できる。なんと、このサービスは『ぱちタウン』に登録していれば月額0円で利用可能。DXは無料で実現できる時代に突入した。


橋本 『DMM 書類番長』は『ぱちタウン』のサービスの一部で月額は0円です。簡単に機能を説明させていただくと、遊技台情報がすべて入った島図上で「箱」と呼ばれる情報を移動させると、それだけで遊技台情報が変更されて申請書類もできるというものですね。遊技台情報を変更すれば、自動的に「ぱちタウン」の機種情報も更新されます。数時間から半日かけていた作業を、最短で5分まで短縮できます。

中嶋 非常に素晴らしいサービスですよね。お話を聞いたとき、こんな便利なものが0円で利用できるのかと驚きました。私自身、業界最大手の企業に新卒で入社し、現場を長く経験しています。入替書類の作成の手間も手書きからエクセルになるまで体感していますから。アナログから経験している身として、これは導入した方がいいと勧められるサービスです。

橋本 ありがとうございます。これまで「ぱちタウン」の中にはホール様に使っていただける機能はありましたが、通常業務を楽にするような機能がありませんでした。我々がどのような業務に関われるか考えた結果、書類作りが手間だという話をお聞きして、それをサポートできるような機能が作れるんじゃないかということでリリースしたのが『DMM 書類番長』でした。

中嶋 申請書類は行政に提出するものですから、その分確認の時間がかかってしまいますし、神経も使います。それを多いところでは週に1回必ずやらなければいけません。これをデジタル化して、確認するだけの時間にできたらどれだけ楽だったかと思いますね。

橋本 やはり現場では悩みの種になっていたんですね。我々はホール様の業務ですとか、役職者が何に困っているのかというところについて詳しくないので、業界のスペシャリストでもある中嶋さんにホール目線のメリットについてお話しいただければと思います。

中嶋 はい。まず書類作成は店長や主任・マネージャーといった立場の役職者が作成することがほとんどです。これまでお仕事させていただいた役職者の1日(8時間勤務)の業務内容を”棚卸し“してみると、ホール業務・お客様対応が20%、スタッフの育成が20%、メンテナンスが20%、そして書類作成・配置図作成が20%を占めています(図表)。

橋本 書類作成が1日のうちの20%、だいたい1.6時間分を占めているんですね。これを1カ月・1年単位で考えるとかなり大きいですね。


中嶋 そうなんです。そして仕事が立て込むと、ホール業務・お客様対応の時間を削減してしまう。コロナ化でヒューマンスキルが大切とされているなか、事務所作業に集中してしまうのは非常にもったいないことなんです。社長が描く経営方針・経営理念、それをスタッフに落とし込むのが役職者、それを体現していくのがスタッフ。地域に認められる存在になるためには、役職者がスタッフとお客様に向き合う時間は絶対に必要なんです。

橋本 なるほど。書類作成の時間を最短5分にすることで、役職者がスタッフ・お客様とのコミュニケーションの時間を削減せずに済みますね。むしろ、さらに深く関わることができる時間になりますし、ほかに足りていない業務に時間を充てることもできますね。

中嶋 これからさらに業務が複雑化すると見据えた上で、今すぐデジタル化できるところはした方がいい。アフターコロナに向けての対策やSNSの活用方法もどんどん変化していきますし、Z世代と呼ばれている20代のスタッフ・お客様へのアプローチなども重要になってくる。業界を取り巻く環境はどんどん複雑化が加速していますから。

橋本 コロナ禍で、遊技台・周辺設備の消毒やSNSの更新作業などによってホール業務は増えてきていますよね。これまでやっていた業務を時間内に終わらせることも難しくなっているように思えます。

中嶋 なので、デジタル化によって効率的に物事が運べるのであればどんどん活用したほうがいいです。『DMM 書類番長』と同じようなサービスもありますが、導入しているところはそれほど多くないようです。なぜなら、変化したくないというのがこの業界です。でも、時代はどんどん変化しています。導入してしまえば「やってよかった」と思ってもらえる自信があります。


橋本 我々としても、まだ『DMM 書類番長』のようなサービスを利用したことのないホール様の業務が少しでも楽になると嬉しいですね。通常業務で貢献できるところはまだ少ないですが、少しでもお客様の力になれればと思っています。

中嶋 変化を受け入れて、業務を楽にしましょう。大事なのはそこからです。この効率化された時間を有意義に使えるかどうか。例えば、お客様・スタッフと向き合う時間にするのもよし、これからの業界の方向性を分析する時間に充てるのもよいでしょう。みなさんが成長というテーマのもと、この時間をどのように過ごしていくかが重要です。


【お問合せ先】
『DMM 書類番長』については、担当営業までお問合せください。
またはEmail:info-bancho@dmm.com まで


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